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予定より大分遅れてしまいましたが、ノベル部分の公開を始めます。
早くも8日目にして綱渡り状態に陥ろうとは誰が予想したでありましょうや!
まあソレはソレとしまして。
始まり始まりです。
本当にささいなことがキッカケだった。
「ドリルアホールパイルドライバーとツームストンパイルドライバーじゃあ
どっちの方が威力があるか?」
そんなの、ドリルアホールパイルドライバーに決まってるじゃん!
僕がこう答えたばかりに、我が高校の格闘技研究部は分裂した。
結局、5人いた部員のうち、4人は新しく出来た「真・格闘技研究部」に
移籍してしまった。なんてこったい!
部の存続の条件である、「5人以上の部員」を僕が集められないうちに、ヤツら「真・格闘技研究部」は部の申請届けを生徒会に提出。このお家騒動を知っている生徒会をそれを受理せず、条件を出してきた。
「格闘技研究会」と「真・格闘技研究会」、活動内容を一とする部が二つ存在することは認められない、と。
当事者同士で解決すべき問題で、生徒会は関与しない旨を伝えてきた。
「まぁ、部員も集められない部なんて放っておいてもすぐ廃部になるんですけどね」
憎らしい口をきくこの男が、真・格闘技研究部部長の真間久義。僕とパイルドライバー論争を繰り広げた張本人だ。
「どうです?格闘技研究部らしく、ここは双方代理を立てて、お互いがプロデュースするレスラーを勝負させて決着を着けませんか?」
望むところだ、と言いたいところだが、あいにく僕には格闘技経験のある友達など一人もいない。僕自身、格闘技は好きだけれど、自分ではスクワットすら10回と出来ない軟弱体質だ。
ど、どうしよう?
「まぁ、この条件を飲まなければ、僕らはすぐに部員を5人以上集めて、創部届けをもう1度出します。その時は潔く格闘技研究部の廃部届けを出して下さい。もし、代理勝負で僕らが勝った場合は、同じくそちらは廃部届けを提出すること。万が一、僕らが負けたら、僕らは創部届けは出しません。そちらに戻るかどうかは分かりませんが、少なくとも格闘技研究部は今まで通りの活動を続けられるでしょう」
こちらに選択の余地はない、というコトか。畜生。
「試合内容などは、こちらに一任して下さい。そちらはレスラーを用意すること。先ず、それが出来なければその時点でこの勝負はジ・エンドです」
なるほど。で、勝負はいつなのだ?半年後か?
「何、言ってるんですか。こんな茶番、こちらはとっととケリを付けたいんですよ。3日後です」
み、三日って無理だろ、フツーに。
「それでは、三日後に試合会場でお会いしましょう」
ちょ、ちょっと待て! …分かったぞ、ヤツら最初から僕がレスラーを用意出来ないって踏んでこんな勝負を挑んで来たんだ。くそ、こざかしいヤツらめ!でも、実際、レスラーのアテはないし決められなかったらソコで部はおしまい、か…悔しいなあ。
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