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[T3] 【ヒロイック・ファンタジー】について

ヒロイック・ファンタジーヒロイック・ファンタジー(Heroic fantasy)は、ファンタジーのサブジャンルのひとつ。多くは架空の場所(異世界、土地、都市など)におけるヒーローまたはヒロインの活躍を年代記風に描いたもの。「善」と「悪」の対立がモチーフとされることが多

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ありゃ梅コリャ梅


メルマガ第2号の配信手配が済みました~。で、考えてみたらバックナンバー読めないんですよ。設定で変えられるのでしょうが、ちょっとよく分からないので、とりあえず連載ノベルをメルマガ第1号より転載しておきます。ソコまでして読む人もいないとは思いますが、あらすじも裏スジもなくいきなり第2話ってのも許されないよな、とか思いまして。自己満足なんで温かい目でスルーしていただけるとありがたいです。

それでは、本編の始まり始まり~。


━━━○01●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【オリジナルノベル】ヒロイック・ファンタジー「MA・KO・TO」(仮)1-1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○●━━━

・ブログに上げる予定のノベルをメルマガで公開します。とりあえず

書き続けるモチベーションを保つために、という消極的な理由からなので

特に推敲もしていません。誤字・脱字など発見されましたら、教えて頂けると

ありがたいです。


1|ピンチのあとに、ピンチあり?(1-1)
───────────────────────────────────

いきなりだが…僕、木綿炉面男(もめん・ろめお)はピンチの真っ只中にいた。

「なぁ、早く出してくれない? お金」

いかにもな悪党ヅラをしたチンピラ学生2人組に、路地裏に引きずり込まれた
僕。

当然のような顔で早速、金をせびられる。

「なな、なんで僕が君たちにお金を、プギュララッ!」

顔面にパンチを受け僕は軽く後ろに吹っ飛ぶ。

「なんでとか聞くんじゃね~よ。

お前は俺らのキャッシュディスペンサーなんだからサ、

黙って金を出せばいいんだよッ!」

(な、なに言ってんだよ、コイツ~)

鼻血を手の甲で拭いながら、奴らを見上げる。

「オラ、早く金出さないと次は腹に蹴り入れるぞ?」

「そ…んなコト言われても…僕、銀行じゃないんで、

金なんて持ってないんでふ」

「あれ~? CDがそんなコト言う~?」

「ああ、金の出ないCDは

ただの箱だって、こないだ見たアニメの主人公が言ってたっけ」

「そうか、箱かぁ。箱なら蹴り潰しても問題ないよなぁ」

「まったくだ」

ニヤニヤしながら2人が僕ににじり寄ってくる。

(ど、どうしよう…)

実は金なら、ある。先週、通販で買ったフィギュアの振込み用のお金。

(でも…このお金をこんなヤツらには、渡せない…)

「おいおい、本 当に金持ってないのか?

嘘だったりしたらタダじゃ済まさないよ…」

1人がしゃがんで僕の顔を覗き込む。

「ほほ、本 当に持ってまふぇん」

とっさに嘘をついた僕は、お金がしまってある内ポケットに
両手をあてた。

「分かりやすいヤツだな、お前。

さっさと出せよ、このバカチンがッ!」

そう言いながら手を僕に伸ばしてくる。

(も、もうダメだぁ~)

と、その時。

「ちょっと、何してるの?」

背後からの突然の声に一瞬ビクつき振り返るチンピラ学生。

「だ、誰だ!」

そこには…制服姿の女子高生がひとり立っていた。

「なんだ、女かぁ」

ほっとしたように顔を見合わせるチンピラ。

「へっへ、お嬢さんジャスティスハートひけらかしてるワケ?」

彼女は何も答えない。

「なんとか言いなよ、可愛コちゃん?」

チンピラが彼女の胸元に手を伸ばしたその時。

「ッ!」

ヴァキッ、と骨がひしゃげる音と共にチンピラがその場にうずくまる。

「…ヵハァッ!」

痛さで声も出せないらしく、ただ荒く肩で息をする男にもう一人が駆け寄る。

「なにやってんだよ。

…オイ、調子乗ってんじゃねぇ…ざこばッ!」

女子高生に向き直った瞬間、顔面に彼女のミドルキックが炸裂した。

めり込む靴先。男その2は衝撃で後方に2メートルほど吹っ飛び

ピクリとも動かなくなった。

その可憐な容姿からは想像もつかない強力な蹴りにも驚かされたが、僕の目は

別のあるモノに釘付けになっていた。

(み、見えちゃった…パンツ)

蹴り込む彼女のスラリとした脚もとから覗く空色のパンティに
僕の心は奪われた。

(ここ、コレは今夜のオカズにしなくてわッ!)

脳裏に刻み込むべく目 を閉じ、今の記憶を反芻する僕に、

彼女が声をかけてきた。

「キミ、大丈夫?」

僕を助けてくれた女の子の顔を、あらためて見る。

その顔には…見覚えがある。

「ま…真呼音さん?」



・今回はここまでです。続きはメルマガ第2号にて掲載予定。

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